生命の根源である水を系統的にとらえ、その流れに沿った姿を表現し自然の織りなす景観をいけ表す“嵯峨御流の「景色いけ」”。
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杉本幸子さんが昨年の秋、深い山から海浜までの七景あるうちの「深山の景」をいけて下さいました。そして今回は、春や秋に千草咲き乱れる小川ののどかな景観を表現した「野辺の景」をいけてくださいました。
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川辺に自生し、春の訪れを知らせてくれる樹木として古くから親しまれてきた「猫柳(ネコヤナギ)」、春先にいっせいに芽が吹きだす“フキノトウ”や“菜の花”、日陰カズラ(だと思う)等で、春を告げる、小川ののどかな景色が創りだされた“春の「野辺の景」をいけて下さいました。
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今山の学校の玄関ホールには、とても大きな生け花と、春の「野辺の景」、二つの春を告げる生け花が、訪れた人を出迎えてくれています。
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(裏話:菜の花は、食用で売られていたものを、自宅の台所で花を咲かせたそうです)


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