さくとう山の学校玄関ホールの生け花
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生命の根源である水を系統的にとらえ、その流れに沿った姿を表現し自然の織りなす景観をいけ表す“嵯峨御流の「景色いけ」”。


杉本幸子さんがこれまで、深い山から海浜までの七景あるうちの「深山の景」「野辺の景」「河川の景」をいけて下さいました。


そして昨日(1月28日)、“‐生命を支える水を満々とたたえる- 人為と自然が調和して景観を表現(※)”した「池水の景」(ちすいのけい)をいけて下さいました。01
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使われている松は、今年の初めの玄関ホールの大きな生け花に使われていた松。それ用の物でないので、いけるのには結構大変そうでしたが、見事にいけられています。


その「池水の景」、今朝見ると差し込んだ朝日が当たって、また違う景色を見せてくれていて、これもいいなと感じました。01-2


「池水の景」に使われた松一緒に活けられていた梅の木が使われた大きな生け花は、
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1週間前にこのブログで紹介した時より、更にいっぱいの梅の花を付けています。04-1
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ツバキの赤い花も咲き(開き)ました。05


そして事務所の前に置いて下さった菜の花も。06


更には、早くも玄関ホールのちぎり絵には桜の花が咲いています。07-1
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そして、そして桜のちぎり絵の下には、たくさんのひな人形が飾られています。


使っている材料は包装紙や、お菓子などの箱など、役割を終えると捨てられてしまう事が多いものを上手く活用して使い、昨年はツリーや扇、門松、ハイヒールなど作って飾って下さった方が、作って下さいました。08


特別に買われた材料は一切なく、このひな人形も台も空き箱、屏風も菓子箱の段ボールで、花が刺されているのはペットボトルの蓋。その材料の使い方も出来ばえも見事です。


今さくとう山の学校へ来ていただくと、このようなこれからの季節(春)を先取りして感じてもらう事ができます。


「池水の景」の生け花も、展示場所気づきやすい展示場所がなく、来られた方に気づいていただけるよう案内も出しています。
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是非ご覧になって下さい。


(※)「いけばな嵯峨御流ニッポンノケシキ」のページより引用させていただきました。


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