320日、つぎ木教室(講習会)が山の学校で開かれました。00


昨年のちょうどこの時期に初めて開催した“つぎ木教室”。


その様子を情報誌やネットで紹介、またケーブルテレビ“みまちゃんネル”での放映などによる反響もあり、昨年に続き今年もと講師の祐延邦資さんにお願いして、更に定員も増やして開催していただきました。(今年は福山地区以外からの参加者が半数以上。みまちゃんネルさんも昨年に続き取材に来てくださいました。)


この日は、暖かく良い天気で昨年以上の良いコンディションでしたが、別の事(新型コロナウイルス)への影響を考慮しなければなりませんでした。


この日までに岡山県下での感染者はありませんでしたが、


受付けで該当する方には参加を遠慮して頂く等の注意書きを掲示、手指消毒、マスクの着用をお願いして、体温については使い捨て体温計を用意して、気になる方には検温出来る準備をして、
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室内での講義を行なう場所は、出来る限り席を離し、換気の良い状態で準備しました。


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そして無事全員参加出来たつぎ木教室がスタート。


まず研修室で、つぎ木の一般的知識、この日行なうレモンとバラのつぎ木のやり方を詳しく工程に沿ったスライドを見ながら、また使う穂木等を直に見ながら講義を受け、
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その後外での実技に移りました。


実技はレモンのつぎ木から、台木は祐延さんか数ヶ月前に発注準備して下さった昨年同様カラタチ。


昨年のつぎ木教室に参加された方が接いだレモン(写真左)も見てもらい(昨年レモンは全員成功)、
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祐延さんが講義で説明のあった事を繰り返し説明してくれながらの実演を見た後、
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参加者全員がつぎ木を始めました。07-1
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昨年参加されレモンのつぎ木をされた方達は、祐延さんが“温州みかん”を用意してくださっており、みかんのつぎ木をされていました。
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初めての方は難しいそうにしていましたが、全員無事出来上がり、
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つぎ木の名前、日付、自身の名前を書いたプレートが付けられ、保湿の為の袋を被せられた全員のつぎ木が並べられ保管されました。10-1
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次に行ったのは、バラ。台木はこちらも昨年同様棘のない野イバラを用意、穂木の方は赤と白の大輪、オレンジの中輪、ピンクの小輪の4種類を用意してくださり、参加者が好きなものを二つ選んでつぎ木出来るようにして下さっていました。


レモンと同じように祐延さんの実演でやり方を確認した後、
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好きなバラの穂木を選んで実技へ。12
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昨年も参加された方の中には、1本の台木に3種類のバラを上手につぎ木されている方もいました。
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また祐延さんの方は、レモンの時も、バラの時もあちこちから質問等の声が掛り、それ親切丁寧に対応して忙しそうでした。15


バラのつぎ木も全員無事に出来上がり、保湿用の袋が被せられて用意されたケースで保管。16-1
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今年も7月頃まで祐延さんが管理され、活着を確認して各人へ連絡して下さる事になっています。


参加者全員が、特に今年初めて参加された方達が「よかった、楽しかった」「7月が楽しみ」と言ってくださった“つぎ木”。来年も開催して頂きたいと願います。


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