色々な事を教わり、体験出来た畑に感謝
約3年間使わせていただいていた、さくとう山の学校横の畑。地域おこし協力隊の活動が終わった事等で、継続して有効に使う機会もなくなり、お返しする事しました。
冬野菜の収穫が終わった後、草を伸び放題にしてしまっていた畑、
福山万善の野菜“万善かぶら”
その種を採る為の一部を残して、草を刈り耕運しお返しできるようにしました。
その畑、数日たってから見ると違和感が、何故かとよく見ると残しておいた万善かぶらの菜花が無くなり、かじられた跡も、
さらによく見ると耕運したあとに足跡がいっぱいついていました。
1年前も同じような状態で“万善かぶら”の一部だけ残して耕運していたのですが、違っているのは電柵用のバッテリーを外してお返ししていた事。電柵は残してあっても電流が流れていなかった事です。
この畑、使わせてもらい始めたのは着任1年目、2017年の8月下旬。草を刈り、耕運して秋冬野菜の準備を始めた時でした。
作っている畑の更にその外側には囲い、ネットが元からあったのですが、その年に作った野菜で人参、ほうれん草の芽が出始めた時、それを鹿にきれいに食べられてしまった事をきっかけに、作っている畑の周りを電柵で囲いました。
それ以来獣害はなかったのでその効果が大きかった事を最後に改めて知ることになりした。
秋・冬野菜を3シーズン、夏野菜を2シーズン、白菜、大根、万善かぶら、キャベツ、人参、ほうれん草、レタス、サニーレタス、色々なトマト、キュウリ、ピーマン、上手く出来なかったパプリカ、シシトウ、ジャガイモに玉ねぎ。たくさん作らせてもらいました。
山の学校利用者の方に、朝採れ野菜で朝食、収穫体験、といった事は実現できませんでしたが、獣害、害虫の被害、直ぐに生えてくる雑草の草刈等々、スーパーに並んでいる野菜を見ただけでは、またその値段からは想像できない大変さを、農家の方に比べたたら僅かかも知れませんが教わりました。
収穫できた事の有難さ、嬉しさ、その美味しさも教えてもらう事ができました。
寒さで全滅したと思っていた玉ねぎが少しではあっても収穫できた嬉しさ、
庭で、プランタで少しばかり作っていた家庭菜園では味わえなかったナスの出来ばえ。
なによりも、最初に作った野菜の白菜。家庭菜園では上手く出来なかった白菜。
畝の作り方、種を蒔く時期、蒔き方、肥料のやり方、育て方、全てをとても丁寧に教えてくださった香山光昭さん。教えていただいた通りにやって収穫できた白菜。1mmにも満たない種から出来たその白菜。育っていく過程に、
そして収穫したその出来栄えには特に、
感動と大地の恵みのようなものを感じる事ができました。
管理機の使い方、耕し方から、いつも丁寧に優しく教えてくださり、時には一緒にやってくださった山の学校スタッフの皆さんに感謝し、野菜作りを通して山の学校の皆さんとの繋がり生んでくれた畑感謝します。