玄関ホールの生け花 病気に強く 移り替わる願いを込めて
いつも玄関ホールの生け花をいけてくださっている杉本幸子さん。
昨日(6月3日)、先週末いけてくださった生け花の一部いけかえてくださいました。
ナツハゼ(夏櫨)とホタルガヤはそのままで、ムシトリナデシコはどうしても太陽の日を浴びないと色あせてくるのでと新しいものに、
ホタルガヤはいけ替わっていないはずですが、葉に蛍がとまって見えることからその名がついた葉の白い部分が、実際に舞う蛍が増えてきている最近に合わせるかのように、増えてきているように感じます。
春菊の黄色い花から、いけ替えられた卯の花は、一本の木(枝)に白とピンクそして赤紫の花がついています。
白だけでもなく、先月の中旬頃いけてくださったピンクの花をつけた「タニウツギ」とも違うこの卯の花。
調べてみると、ハコネウツギ(箱根空木)という種のようです。
その花は、最初は白で開花し、時間を追うごとに薄いピンク、そして濃いピング、最後は赤紫へと色彩を変化させていくとの事です。
またハコネウツギは病気や害虫に強い木のようです。
これからの梅雨のジメジメとした季節を、新型コロナウイルスの影響で沈みがちな気分を、素敵に色を変化させ、明るく彩ってくれるハコネウツギがいけられた玄関ホールの生け花。
(新型コロナウイルスの)病気にも強く、前の生活へ移り替わる。そんな願いがこめられた生け花のように感じました。
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