欠かせない生け花
さくとう山の学校、玄関の自動扉が開いて中に入ると、まず目に入ってくるのが背丈ほどある大きな豪快な生け花。
その生け花がここのところ姿を見せておらず、
朝出勤してきても寂しい、物足らない感じ、もっと言えば不自然な感じさえしていました。が、
約1週間ぶりに戻ってきました。戻してくれたのはやっぱり杉本幸子さん。
5月の末営業再開前にいけてくださった時は沢山の花を付けていたナツハゼ。それがいっぱいの実をつけて戻ってきてくれました。
そしてサルスベリは、3年以上ずっと玄関ホールの(杉本さんの)生け花を見てきましたが、サルスベリを使った生け花は初めてです。
背の高い一本の木を切って、花の沢山ついた上の方だけ使うのかと思っていましたが、捨てるところなく下の方も上手く使われていました。
ここ福山地区では別名の「山茄子(ヤマナスビ)」と呼ぶ方の方が多いナツハゼ(夏櫨)。
その花言葉は「飾らぬ美」だそうですが、寂しい、物足らない感じのする山の学校の玄関を、美しく、清々しく飾ってくれました。
その中に活けられたサルスベリは、持っている花言葉の一つの通り「愛嬌」よく(※)訪れた人を出迎えてくれています。
そして3日後、本当は最初にいけられた時、“ひまわり”を一緒にいける予定だった杉本さん。ひまわりはあったけれど、想う通りの物がなかったと、今日ノカンゾウと、福山ではキミガヨと呼ばれている黄色い花を添えて下さいました。
緑の中に黄色とオレンジ色の花が加わって、杉本さんのイメージそのままでは無いかも知れませんが爽やかな夏を感じさせてくれる玄関ホールに変りました。
山の学校の玄関ホールに欠かせないないもの、それがいつもあるこの大きく豪快な生け花です。それを改めて感じています。
無いと寂し、物足りない、不自然な玄関ホール
やはり欠かせない生け花
爽やかな夏を感じさせてくれる山の学校玄関ホール