薬草研修会 福山地区社協
8月22日の福山地区社会福祉協議会役員会で薬草に関する事、健康管理についての研修会が開かれました。
講師は、美作市地域おこし協力隊(上山地区)で薬剤師の岡野紘子さん。
今年の3月、万善地区のサロンでして下さった薬草の話が好評で社協でも、という事になりこの日の研修になりました。
当初は出来るだけ多くの人に聞いてもらえる機会で、という事も考えられていたようですが、新型コロナウイルスの影響もあり、参加人数が絞られる役員会で、密にならない状態の中で行われました。
長瀬会長の挨拶で始まった研修会。
薬草の種類とその効用について、用意してくださった資料に加え、スライドでも写真でその薬草を見てもらいながら説明して下さいました。
岡野さんが作ってきて下さった3種類の薬草をブレンドした薬草茶も試飲しながら、
福山地区でもよく目にする馴染みの草木が、薬草として思いもよらぬ効能がある事が分かった様子で、皆さん熱心にメモをとられていました。
薬草の摂取の仕方については、
薬草茶にするときの煎じ方から、ご自身が作られている色々な薬草の料理も紹介して下さっていました。
また、身体に必要なミネラルについてその重要性や、栽培している土や肥料、農薬、環境の変化などから、含まれている量が、現在市場に出て年中いつでも食べられるようになった野菜は、かつてその季節だけに採れていた頃に比べかなり減っている事(説明された数値は忘れましたがイメージとして半減以上)。一方で野菜に比べ薬草には多くの量がある事の説明や、
赤で囲まれている方が薬草
健康管理に関する話の中では、
タケノコ等を料理する時に取って捨てている灰汁(あく)には有効成分が多いという話もあり、皆さんが少し驚いている様子でした。
会場からは、薬草茶は良いとわかっていてもなかなか飲み続ける事(習慣にする事)が難しいという感想や、身近で目にする草木の薬草としてどんな効能があるのか、また特定の症状に合わせた効能のある薬草にはどんなものがあるのか等のたくさんの質問もあり、
それにも丁寧に答えてくれていました。
何種類かの薬草も持って来られており、
研修会終了後に参加された方が気になる症状に合った効能のあるものを買われていました。
この日参加されていたのは比較的高齢の方がほとんどで、その方達が子どもの頃は、その効能を詳しく知らなくても色々な薬草をまたその実を口にする(摂取する)様々な機会(学校からの帰り道でも)がありましたが、今の子ども達がそれを知る機会が無くなっている事から、子ども達に子育て中の親にもこの日のような話を知ってもらうといい。という話もでて、そのような機会が作れれば是非また岡野さんにお願いしたいと思いました。
とてもいい話、ためになる話をたくさん、岡野さんありがとうございました。