モルック(勝田東小学校 校外学習)
美作市地域おこし協力隊 中島さんから教えてもらい、土居小学校の校外学習(7月)の時、山の学校で初めて行った“モルック”。
屋外で身体を動かし、頭の体操にもなり、個人戦でもチーム戦でも、また子どもから高齢者まで楽しめる“モルック”を、勝田東小学校の2日間の校外学習にも取り入れてもらいました。
今回の校外学習では、そのモルックを1日目に5・6年生が体験し、2日目は5・6年生が下級生に教えながら全校生徒で行うというスケジュール。
しかしながら初日8日の天気予報は“雨”。雨でもスケジュールを変えなくて済むよう、屋内でも出来ないかと考え、
モルックを投げても木のフロアーが傷つかないようにすればと、前日福山多目的集会所に
8日は残念ながら予報通り雨。木工体験やピザ作り体験は出来ても、外でのモルックは出来ず、準備していた福山多目的集会所で行ってもらいました。
最初、この日応援に来ていただいた協力隊の中島さんからルール、やり方の説明を聞いて、
先生達も(一緒に覚え)加わった4チームが2コートに分かれて始めました。
ルールを、点数の数え方を確認しながら行われた初めてのモルック。
屋外と違ったのは、投げる“モルック”も、倒す“スキットル”も畳の上では転がりすぎる点でそれがこのゲームの面白みを減らしていましたが、
それでも屋外で想定されるコートの広さも確保でき、床を傷つける事もなく行う事が出来ました。
(中島さんが所属している都市住宅課の職員の方も来てくださっており、ゲームの途中での説明もして下さっていました)
2日目の9日、曇り空でしたが雨は降っておらず、この日も応援に来てくださった中島さん、都市住宅課の皆さんがグランドの状況を見て、コートの位置を決めて下さいました。
先生からの6チームの編成、対戦の方法、対戦していないチームの役割など説明の後、
2つのコートに分かれ、先ず前日体験した5・6年生が、下級生へスキットルの並べ方、点数の数え方、点数の付け方などしっかり教えていました。
近くでその説明を一緒に聞いていると、前日中島さんから配られたモルックの資料を、家に帰ってから読み返し復習し、この日の予習をしてきている事が分かり、(前日の屋内でのゲームで本来の楽しみが味わえていない、少し盛り上がりにも欠けていた様子からは想像出来ず)感心してしまいました。
5・6年生は今回リード役、また進め方も良かったのでしょう、下級生の方がより楽しみ、盛り上がっているように見えました。
なかなか決着がつかず(50点ジャストでゴール。50点を超えると25点に戻ってしまう)ゲームが出来ず待っているチームの下級生が、「それを倒したら終わるから」と、早くやりたいという気持ちを声に出している様子は、イライラするのではなく楽しそうにはしゃいでいるようにみえました。
モルックでいっぱい動いた後は、朝芋掘り体験をした場所で採れたさつま芋を、飯ごう炊さんをした“かまど”の残り火で焼いたものを食べてもらいました。
片付けをして、閉校式のあと、朝掘った“さつま芋”も荷物と一緒に持ってバスに乗り込む子ども達。
集団行動のマナーを学習し、その場にふさわしい判断や行動ができ、お互いを認め合い、高め合う事が理解でき、実行できていたのではと思います。
勝田東小学校の子ども達がゲームで盛り上がった“モルック”。
さくとう山の学校での楽しみ方、過ごし方を増やすことができた“モルック”。
個人戦でもチーム戦でも、家族でもグループ・団体でも楽しめ、頭の体操にもなる“モルック”。
さくとう山の学校で取り入れられたのは、地域おこし協力隊の中島さんが、美作市都市住宅課が整備している「美しい里山公園」に訪れた方が遊べる、ゲームとして取り入れ、それを私自身も協力隊員であった時教えてもらえたからです。
その「美しい里山公園」は、今まさに秋を感じ、秋に触れ合え、さくとう山の学校とはまた違った体験ができそうです。
美しい里山公園 公式ホームページ: https://mimasaka-satoyama.com/