柿。葉が落ち始め実だけが残っていく。


さくとう山の学校の玄関ホールの秋は更に深まってきました。


先週の始め、晩秋の深まってきた秋を感じさせる生け花をいけて下さった杉本幸子さん。


今度は、それからわずか1週間の間に朝夕の気温が10度以下になる日が増えだし、足早に深まっていく秋をいけて下さいました。
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前回いけて下さった柿の木を、替えることなく葉と枝を整えて、見事に更に深まる秋の表情に変えて下さいました。
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同じく前回一緒にいけて下さった“ケイトウ”と“セイタカアワダチソウ”に今回加えてくださったのは緑の“カイズカイブキ”と、かつて強くよくしなる材で弓が作られたことから名づけられ、またそれが高級な弓の材料ということから「最高」の意味を持つ「真」が付いたという“マユミ(真弓、檀)”
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56月に咲かせた淡い緑色の小花が、季節が進み次第に熟し、自然に裂けた中から紅色の種子が顔を出した「秋」を一緒にいけて下さっています。
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また“マユミ”は、葉が秋遅くまで緑で残ることが多く、そのうちの一部が綺麗に紅葉していくそうで、その秋の表情もいけて下さっています。


冬に葉を全て落として休眠に入る柿。その前の冬が迫り始める秋を感じさせてくれる生け花。


いけて下さった翌日(昨日)、山の学校ランチに来てくださった方を迎えてくれて、深まっていく秋を感じさせてくれていました。
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“マユミ(真弓、檀)”:「庭木図鑑 植木ぺディア」「木のぬくもり・森のぬくもり」より一部引用


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