玄関ホールの生け花が変わりました。


ケーブルテレビ“みまちゃんネル”でも放送された紅葉の生け花。


途中一度活けかえて下さいましたが、外の紅葉と同じように散り始め、昨日新しい生け花に変わりました。
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杉本幸子さんが活けて下さった今回の生け花は、ちょうど昨日(1124日)の誕生花で、ご近所の橋本さんから「使って下さい」と快く言っていだき切ってこられた、黄色い実をいっぱいつけた、“ピラカンサス”と、濃い緑色の細く美しい葉が何かを連想させる“キャラボク”、そして「これが(きれいな状態は)最後かな」とおっしゃって持ってきて下さった杉本さん宅に咲く可愛い菊の花の生け花です。
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ピラカンサスは、確か去年も活けて下さり、その時は赤い実の物でしたが今回は黄色。


このブログを書き始めた時に、ちょうど橋本さんがこの生け花を見にこられ、実の色の事を聞くと「赤も黄色も、両方あるけれど、今回は黄色をと(杉本さんが)仰っていた」と。


そしてこのピラカンサスは、ご主人が植えられ、その時は小さな木だったそうですが、今はすごく大きくなっているとの事です。


調べてみると、放任すれば6メートルくらいの高さにも達するようです。


今回いけて下さったものも、山の学校の玄関ホールでは圧迫感もなく、空間に合った高さですが、実は一般的な住宅の居室の天井高さ(約2m40 )ほどあります。
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またピラカンサスはバラ科だけあって、よく見ると鋭い棘がいっぱいついています。
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それ故活ける時は要注意。棘が刺さってしまうと、ピラカンサスの花言葉「愛嬌」ではすみません。


杉本さんは厚めのゴム手袋をされて活けて下さっていました。


そんなピラカンサスを引き立ててくれているのが、いや互いを引き立て合っているのが濃い緑のキャラボク。


そこに小さな菊の花がデコレーションされて、その姿から思い浮かんだのは“クリスマスツリー”。
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(実際に、モミの木ほどではないけれど、キャラボクもクリスマスツリーに使われるようです)


あと一週間でもう師走と呼ばれる月に、そしてクリスマス。


季節の移り変りを、年の瀬が少し香ってくるそんな生け花です。


キャラボクは、庭に植えると疫病を除くと言われ、古い庭には数多く用いられていたそうです(※)。


新型コロナウイルスの影響を取り除き、ちょっと刺さるくらいの棘も「愛嬌」と笑えるような新しい年になるようにと、少し早いですが年の瀬の願いを込めた、そんな生け花でもあるように思います。


(※)植木で開運のホームページ 「キャラボクよもやま話」より


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