江見地区と福山地区でそれぞれ1月を除く月1回(年11回)開らかれている、作東文化協会工芸部に所属している「ちぎり絵教室」。


125日、毎年恒例の次の年の「干支」を題材とした12月の教室が、さくとう山の学校研修室で行われました。都合で出席できなかった方もおられましたが、江見・福山地区合わせて11名の方が出席され、
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またこの日はケーブルテレビみまちゃんネルさん、市の広報誌担当の方も取材に来られていました。
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来年2021年の干支は「丑」。


教材を提供してくれている がんぴ舎(作者:前田亜里沙)の解説を読むと、


“2020年は新型コロナウイルスの脅威に晒され、大変な年となりました。

赤い色には魔除けや厄除けの意味があります。

平安時代、疫病を払った赤い牛の伝説にあやかり、無病息災の願いを込めて赤い牛を制作しました。”とありました。
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(画像:がんぴ舎ホームページより)


指導をして下さっているのは、山の学校玄関ホールの生け花を活けて下さっている杉本幸子さん。


最初に、先にご自分で仕上げて(作られて)来られた、その月の教材のちぎり絵をもとに使用和紙の説明、使いかた、仕上げる時のポイントなどを解説して下さいます。
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その後、それぞれが作り始めますが、疑問点を聞く機会があるだけでなく、教材に入っている仕上がりの写真では解かり難いところは、先生(杉本さん)が先に仕上げて下さっている実物を手本にして仕上げていきます。
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但し、毎回教室の時間内で仕上げるのは難しく、残りはそれぞれが持帰って仕上げ、次の月の教室に持参して見てもらい、作成時に難しかった事などの感想を交換しています。


今回は前月の題材の他にも、これまで作られた作品も持ち寄っていました。
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また、毎年12月の教室では、1年間欠席なく出席された方などへ先生から“ちぎり絵”の教材のプレゼントがあり、教室の後には、これも恒例の昼食会が催され、例年だとここで色々な話に花を咲かせてその年の「ちぎり絵教室」を締めくくるのですが、(これは昨年の様子)
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今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止の為に、教室を始まる前に先ず検温してから入室し、間隔を空けた席、対面との間隔はより広く取った席で教室を行い、出来るだけ会話を控えた静かな昼食会で今年の「ちぎり絵教室」が締めくくられました。
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 (今年の様子)

山の学校玄関入って直ぐ右には季節ごとに替えてくださる杉本幸子先生の大きなちぎり絵が掛けてあります。
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そして生け花のあるホール向かって左側の壁には、福山地区の方のちぎり絵が掛けてあります。山の学校へ来られた時には、生け花と共にちぎり絵も是非ご覧ください。
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余談:私事ですが、私のパートナーは来年60歳の年女。赤い牛のちぎり絵はちょうどいいプレゼントになると、翌日頑張って仕上げ、ちゃっかり少しの間ホールに掛けさせてもらうことにしました(一番右)。私自身は1年振り(今年の干支)のちぎり絵で、結構時間も掛かったわりには皆さんのように上手くは出来ませんでしたが、なんとか「牛」だという事はわかってもらえると思います。


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