杉本幸子さんがさくとう山の学校玄関ホールに毎年いけてくださる新年の生け花。


今年は先日(14日)のブログで紹介した、中央で上へ上へと向かっている梅の新芽が目を引く松と梅の生け花。


その生け花をいけてくださった後で、もう一つ万年青(オモト)を使った生け花を生けてくださいました。
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生け花は全くの素人、花の知識もほとんどない私はいけている緑の葉がオモト(万年青)という名前である事すら知りませんでした。


その名前を杉本さんに教えてもらい、いけられている時に“七・五・三(しち・ご・さん)”のいけ方の話を聞いて、「これもお正月の生け花」だという事がなんとなく分かりました。


というのも、昨年も新年の玄関ホールの生け花と一緒にもう一ついけてくださり、それが“嵯峨御流”の「若松」という生け花で「七五三の伝(しめのでん)」といういけ方でした。
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これは昨年いけてくださった「若松」


そして(ネットで調べました)、今年いけてくださったのが若松と同じくお正月の花として生けられる万年青(オモト)の生け花で、たて姿が71実、よこ姿が51実、新芽3葉の15の葉と2つの赤い実で3株いける嵯峨御流の「七五三の伝(しめのでん)」というお正月の正式ないけ方の生け花でした。
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若松の松も万年青の葉もいつまでも緑の色を変えない「寿」をあらわす縁起の良いものとしてお正月の花材として使われているそうです。


また“いけばな用語”で調べると「七五三」は“しめ縄”を意味するものでもあるようです。


何も知らずに「お正月の生け花」として見るのと、調べてその意味が分かって見るのとでは気持ちが、ありがたみが変わります。
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年の初めに縁起の良いものを見て、気持ちも新たにコロナに負けない良い年にして行きたい。そんな気持ちになれます。


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